区分所有法にいう収去/実測図/実測売買とは?

区分所有法にいう収去とは?@

収去というのは、
一般の辞書には載っていない法律用語で、
壊して撤去するとか、
取り除くといった場合に用いられます。

 

法律関係で、
建物収去土地明け渡しなどの言葉がありますが、
その場合は、建物を取り壊して
土地を更地にして明け渡すという意味になります。

区分所有法にいう収去とは?A

区分所有法においても、次のような規定で、
この言葉が使われていたりします。

 

⇒ 「敷地利用権を有しない区分所有者があるときは、その専用部分の収去を請求する権利を有する者は、その区分所有者に対し、区分所有権を時価で売り渡すべきことを請求することができる」

 

区分所有法では、
占有部分の区分所有権と敷地利用権とは、
一体化がなされていますので、

 

原則として、敷地利用権のない
区分所有者が生ずる可能性はありません。

 

しかしながら、
敷地利用権が賃借権である場合には、
賃料不払いなどによって賃貸借契約が解除され、
敷地利用権を失うこともあり得ます。

 

その場合は、敷地所有者から
専有部分の撤去を求められるケースが想定されます。

 

区分所有法にいう
収去を請求する権利を有する者とは、
その場合の土地所有者(地主)のことをいうのです。

 

ちなみに、
区分所有法では、本来であれば、
専有部分を取り壊して立ち退かなければなりませんが、

 

区分所有建物では
一部の専有部分のみを取り壊すことは、
物理的に不可能なので、

 

その専有部分を
地主が時価で買い取ることができるとしたのです。

 

なお、この買取請求は、形成権とされています。

実測図とは?

実測図というのは、地積測量図の俗称です。

 

実測図という言葉自体存在しませんので、
おそらく実際に測量をした地積図の略称と思われます。

実測売買とは?

実測売買というのは、
土地の売買に関する契約方式の1つです。

 

具体的には、現況の土地を実際に測定して、
正しい土地の形や面積を知ってから売買契約を締結する方法です。

 

なお、現況の土地は、登記簿上の公図や地積とは
違っているケースが少なくないですから、
実測をしたほうがよいと思います。

 

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